Explanation   観測システムの概略



屋内コンソールとコンピュータ


この "LIVE Weather Station" は、デービス社の「Vantage Pro」(製品番号 6151 ワイヤレス ヴァンテージプロ ソーラー・循環ファン付)を中心に構築した観測システムを使用しています。 Vantage Pro は、2001年に発売された新しい観測機器で、同社のフラッグシップモデルです。次の項目を観測することができます。


風向 風速
屋内外の気温 屋内外の湿度
気圧 雨量
日射 (オプション) UV (紫外線 オプション)


観測したデータから、露点、風冷指数、熱指数、気圧変動の傾向などを導き出します。 観測データが設定値を越えた、または下回ったときにアラームを発するなど、多彩な機能を持っています。 そして、データロガー(記録装置)とソフトウェアをセットにした「Weatherlink」によって、観測データをパーソナルコンピュータ(以下 PC) に取り込むことができます。

 "LIVE Weather Station" は、"Vantage Pro" と "Weatherlink" によって取り込んだデータを、
一定時間間隔でインターネットにアップロードすることで、観測点のデータを自動更新するシステムです。
 Outdoor Sensor Suite   センサー部 - 屋外




メインセンサー部

屋外センサーは、弊社の本社ビル(4階建 東京都台東区三筋2-6-4)の屋上に設置しています。設置高度は、22m (海抜2m + 設置位置の地上高20m)です。

左写真はメイン部分で、下部(白い部分)には、屋外気温や湿度を測定するセンサー、 そして他のセンサーとの接続インターフェースモジュールが収められています。使用しているモデル(6151)には、正確に観測するため、自然対流を助ける循環ファンが内蔵されています。 このメインセンサーから、屋内に設置したコンソールにデータを送っています。

上部(黒い部分)は、
受水器(Rain collector) で、内部には雨量計測用の転倒マス(Tipping Bucket)があり、雨量が 0.25mm毎にシーソーのように転倒、数計を繰り返します。受水器の脇についているのは、オプションのUV (紫外線) と Solar (日射) センサーです。 斜めに付いているのは、太陽電池で、日中はセンサーや循環ファンの電源である内蔵2次電池を充電しています。 なお、ベーシックモデル(製品番号6150 ワイヤレス ヴァンテージプロ)は、自然対流式で循環ファンは内蔵されていません。
風力センサー(Anemometer)部は、周囲の建物の影響を受けにくくするため、アンテナマストの頂上に取り付けています。

このマストは弊社の通信用アンテナタワーの脇に設置したアンテナテスト用マストで、周囲の建物の影響は、かなり少なくなっています。

風力センサー部 →

Console / Indoor Sensor  コンソール と 屋内センサー部

コンソールには、屋内センサーが内蔵されています。屋内データと屋外センサーから送られてくるデータを表示するため、大型のLCD(液晶表示器)が設けられています。 コンソールにはマイコンが内蔵されており、各センサーからのデータによって、風冷指数や熱指数などを算出したり、気圧変動傾向を利用した天気の目安などを表示します。

コンソールの背面には、PCへデータを取り込むためのデータロガーが取り付けてあります。

データロガーによって、PCにデータを送るばかりでなく、過去の累積データも、PC上で動作するソフトウェア
「ウェザーリンク」によって累積、解析に使うことができます。
コンソールの表示例 
(取扱説明書より抜粋)
クリックすると大きく表示できます
PC / Weatherlink  PC と ウェザーリンク 

ソフトウェア 「WeatherLink」(ウェザーリンク) には、データロガーが同梱されています。データロガーから PC へシリアルポートを介して観測データを渡します。 ウェザーリンクでは、それらのデータから左写真のような観測画面を表示させています。

"LIVE Weather Station" では、Weatherlink で生成したデータを、インターネットに対してアップロードするために、
汎用PC を常時稼働(保守中は除く)させています。 使用している PC は、デルコンピュータ製で、エントリーモデルとされる汎用PCです。

使用 PC
Dell Dimension 2200
  • インテル Cerelon プロセッサ 1.2GHz
  • 128MB メモリ
  • 20GB HDD
  • Windows XP ホームエディション
Camera  ライブ画像用 カメラ

ライブ画像は、台東区三筋から「北北東(浅草方面)」を、
約5分間隔(保守中は除く)で撮影しています。

使用しているカメラは、 ドイツ MOBOTIX社製の 「M10D」 というインテリジェントネットワークカメラです。屋外設置が可能な全天候型ハウジングに2つの高解像度デジタル画像センサーと Linux PC を収めています。 このカメラのFTPを使って画像をWEBサーバーにアップロードしています。 さらにシリアル通信ポートを持ち、Vantage Pro シリーズの観測データを画像内に表示することもできるようになっています。

弊社では都合により公開していませんが、MxPEG ビデオストリーミングにも対応しています。 

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